業務内容
どんな仕事?
それは、電力・石油・化学・ガスなどの各種プラントの設備や工業製品を、分離したり破壊したりしないで、その表面や内部のキズ、金属疲労、ひずみなどの状態を特殊な機材を使って調べます。いわば、工業系のお医者さん。
さまざまな設備や工業製品は、使い続けるうちに少しずつその表面や内部の部品が古くなって、傷ついたり、部品と部品をつないだところが弱ってきたりします。このような場所を確実に見つけて直していけば、それらを安全に長く使うことができます。
どうして検査が必要なの?
それは、もし壊れたらたいへんなモノが世の中にはたくさんあるからです。たとえば、電力・石油・化学・ガスなどの各種プラント設備をはじめ、航空機、鉄道車両、船舶、高速道路、トンネル、遊園地のジェットコースターまで。さまざまな金属材料、機械部品の溶接部を定期的に検査することで、事故やトラブルを未然に防ぐことができるのです。例えば、わたしたちが毎日利用する電車や自動車、そして宇宙に飛び立つロケットまで検査を必要としているモノばかり。事故防止のための安全チェック、不良材料や欠陥の早期発見が大変重要です。
どんな人たちと働く?
何十年もやっているベテラン検査員から、20代の若い検査員まで年齢はさまざま。性格はやさしい人がほとんどだから、聞けばなんでも教えてくれてとてもためになるよ。
現場が終了して気がつくと、生涯の親友になっていたり、家族のようなとてもいい関係になったりすることもね! (^^)!
将来は?
モノを壊さずに、構造物の中に潜むキズや金属疲労、ひずみなどを発見する特別な技術者のことを非破壊検査技術者と呼びます。
非破壊検査の方法は複数ありますが、それぞれの検査に必要な資格があり、資格の数が増えていくごとにスペシャリストとしての道が開けていき、活躍の場も、仕事の幅も広がり、更に収入もアップしていきます!!
入社後は、まず資格と経験を持った検査技術者の補助(簡単な作業)からはじめていきます。現場での実務を通して経験と学習を積み重ねながら、自分の“チカラ”としていってください。春と秋の年2回資格取得のための試験が実施されます。その試験に必要なテキストと問題集および受験費用、旅費交通費は会社がすべて負担します。まずはひとつ目の資格取得をめざしていきましょう。
事業内容
■ 非破壊検査業
主な検査対象物
- 電力プラント設備
- 石油プラント設備
- 化学プラント設備
- 製鉄プラント設備
ほか、航空機、船舶、橋梁、ビルなど
主な検査手法
- 放射線透過試験(RT)
- 超音波探傷試験(UT)
- 磁気探傷試験(MT)
- 浸透探傷試験(PT)
- 渦流探傷試験(ET) など